
運命の星旅 Vol.1 『イタリア・フィレンツェ 』
旅の新しい愉しみ方を発見してもらえるように、観光やグルメだけでなく、星の動きも記した、アストロマップ☆トラベル・エッセイ。
第1回は、イタリアの世界遺産の中でも、街すべてが美術館のようなルネッサンスの栄華が色濃く残る『初秋、花の古都フィレンツェの星旅』
「占星術って、こんな活用のしかたもあるの?」
といった声も聞こえてきそう。
ハートで感じる星旅魂が求めていた星旅
魂が求めていた星旅
未来の私がもっと輝くようにと、願いを込めた星旅
海外に出向けるようになった時に、あなたの旅のヒントになりますように。
イタリアを選んだ、星旅のわけ
日本で生まれた私が、イタリアに移り住んだらどうなる?もし移動するならベストタイミングは?という星よみをベースに作られた旅プラン。

少し専門的な話にはなりますが、イタリアに出向くと、誕生ホロスコープの太陽の配置が変わります。
太陽の配置が目立つようになるので、イタリアに行くと信念や支えとなる根っこと繋がり、未来を創るための準備が進む。という意味が強調されていきます。
人生という道を歩んでいると、時には強い雨風によってダメージを受けたり、前に進めなくなって、心まで折れそうになるときってありますよね。
樹木にたとえたら、それは枝が折れてしまったり、幹ごと倒れてしまうようなものかもしれませんが、
大地との繋がりさえ持っていれば、植物は再生して、太陽に向かって成長しながら、またたくましく枝葉を伸ばしていくことも可能かもしれません。
前向きになれて、気力をアップさせるところ。
このように、私の魂を応援する場所の一つがイタリアなのです。
とはいいながらも、1週間程度の短い旅。
見るもの、触れるもの、味わうもの、心と身体に記憶しながらパワーチャージできたらいいなぁ。
そんな願いを抱きながら、フィレンツェの玄関口であるペレトラ空港に降り立ったのでした。

ヴィーナスの誕生とプリマヴェーラ
旅のプランを練るとき、特定の星の力が強まっている時期を選ぶと、星の恩恵は手に取るようにわかりやすく現れてくるもの。
今回私が選んだのは、天秤座に移動した太陽と木星が重なり、新月を迎えようとした頃でした。
フィレンツェは英語ではFlorence。古代ローマの花の女神、フローラが語源だそう。天秤座の新月、シンデレラムーンにふさわしい古都ですね。かのフローレンス・ナイチンゲールもイギリスから旅行中にフィレンツェで生まれたのだとか。
メディチ家によってルネッサンスの時代に輝かしい発展を遂げ、レオナルド・ダ・ ヴィンチやミケランジェロといった芸術家、天文学者でもあったガリレオを支援してきた都市。

ドゥオーモや、ジョットの鐘桜の上層で朝日をたっぷり浴びながら、この街を愛した芸術家たちと同じ景色を見ていることに感動を覚えながら、心を一つにしていきます。
そしてアートの世界の頂点にあるような作品を、身近に鑑賞できるウフィッツイ美術館へ。

ボテッチェリの『ヴィーナスの誕生』そして『プリマヴェーラ』
生命の源である海から誕生し、あるがままの姿からあふれだす生命としての愛、
崇高な愛をこの世界に生み出したとされる『ヴィーナスの誕生』
そして愛のなかにみる様々な側面である純潔さ、欲望といった、相反するものを描いたとされる『プリマヴェーラ』たとえ冬の到来を感じても、また春という季節がやってくるように、誰もが永遠に求め続ける愛そのものを表しているようです。
愛と美という甘美な世界は、いつの時代もなんとも魅惑的なもの。
金星の象徴であるヴィーナスの印象をさらに取り込むべく、フルーツやバニラの香りに心踊るジェラードを食べながら、美術館めぐりは続くのでした。
太陽をいっぱい浴びた、地元で採れた食材を愉しむ
そして旅の楽しみは、その街ならではの美味しい食べもの。
しかしランチやディナーを選ぶ時、迷いがちですよね。
旅行情報サイトに頼ってばかりだと、評価の星が多くても、出向いたタイミングによって、定員さんが忙しくて雑な対応だったとか、狭い席しか空いていなかったとか、残念なケースに遭遇することもあったり。
そんなとき、ステイ先から誕生ホロスコープのベネフィック(吉星)の方向にある店を優先するのが、わたし流。
太陽の方向はもちろん、「満足と幸せの金星」「豊かさや至福の木星」が示す方向を頼りに、進んでみることもおススメです。
この方法をとって、美味しい店ばかりに出会ったというか、ハズレの店に当たったことがない(笑)のが個人的感想。
ぜひ星旅プランを検討中のかたは、おためしあれ。