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官能的な「悪魔のワイン」ピノノワール

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今日のワインは、

【Australia Mornington Peninsula  2019 RED CLAW PINOT NOIR】

星座をブドウ品種に例える第二弾。

さそり座♡ピノノワール

今日はさそり座的要素たっぷりのピノノワールをご紹介。

世界中で高値で取引される代表的品種でもあるピノノワール。

圧倒的な芳香、美しいまでの官能的な味わい、そして熟成すると、人々の理性を奪う程の魔力を持ち合わせるともいわれ、フランス、ブルゴーニュ高級ワイン、「ロマネコンティ」もこの品種から出来上がります。

「悪魔がピノ・ノワールを創った」

この言葉は、過去にアメリカで最も影響力のあったワイン生産者アンドレチェリストチェフの有名な名言。

何故悪魔と呼ばれるのか?

ピノ・ノワールはとにかく栽培が困難な品種。

 果房が高密度な密着粒で成長するため、かび病などの病害や天候被害を受けやすく、小まめな管理が必要な上、風や霜、収量制限  、土壌のタイプや剪定の仕方に対して敏感。

発蕾時期が早いことから春の霜害を受けたり結実不良をも起こしやすいのです。

また、醸造過程においては、発酵の手法や酵母の種類に対しても敏感で、果皮が薄いため、日光や熱で傷みやすいため冷涼地でしか育たない...。

これだけ困難を並べると、作らなくていいのでは?と投げ出したくなりますよね。

でも、そんな困難を乗り越えて出来上がった味は悪魔級の至極な美味。

ワイン評論家ジョエル・フライシュマンは

「ワインのなかで最もロマンティックであり、きわめて官能的な芳香、とてもゆったりとして魅惑的なエッジ (液体の縁の部分) 、そして非常に活き活きとした力強さをもつため、あたかも恋に落ちたかのように、体を流れる血は熱くなり、魂は恥ずかしいくらいに詩的な輝きを放つ」

これ程にすばらい表現をされるワインへと仕上がり、多くの生産者やワイン愛好家は、実に気難しいこのブドウの官能的な香りや味わいの深みと複雑さに取り憑かれてしまうのです。

まさに人々を翻弄させる「悪魔のワイン」。

実を寄せ合い成長する果実。寄せ合うからこそ傷つきやすく、繊細。でも切磋琢磨しながら生まれる味わいは驚くほど魅惑的で官能的なピノノワール。

人の深層心理にギュッと寄り添い、寄り添うが故に傷つきやすく、繊細。でもそこから生まれる友情や愛情は深く揺るがないものとなる、そんな「さそり座の性質」と重なりますね。