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禅の十牛図と占星術から見つめる、私とは

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天文学と弓道を愛する、星読み案内人Chizuです。

誰でも人生で一度は「本当の自分とは?心から望むものは何だろう?」と問いかける機会、ありますよね。
そんなときに、私がおすすめする人生の指南書「禅」の教え。

今回は、禅の修行の入門書ともいわれている「十牛図」という中国の仏画を元に、私の好きな弓道と占星術を絡めてお話していきます。

本当の自分を探す旅、禅の入門書「十牛図」

十牛図とは、一匹の牛を「失った本来の自己」
それを探す牧人を「自己を探すもの」になぞらえたもの。

牧人が牛を探して旅をし、我が家に連れて帰るまでの過程から、真の自己を見つけていく話しを「十枚の牛の絵と漢文」で表した図です。

中国・北宋時代の廓庵禅師の創案のものが最も有名であり、日本においては禅を学ぶ入門図、悟りを開くための入門書としても語り継がれてきました。

それでは簡易ではありますが、10枚の絵を説明していきましょう。

 

1.  尋牛(じんぎゅう) 牛を訪ねる

逃げ出した牛(失った自己)を探す旅に出る。

 

2. 見跡(けんせき)  牛の足跡を見つける

人に教えを乞うたり、経典などの書物から手がかりを見つける。

 

3.   見牛(けんぎゅう) 牛の姿をかいまみる

教えに導かれ、悟りが少し見えてきた状態。

 

4.   得牛(とくぎゅう) 力づくで牛を捕まえる

牛を捕まえる事には成功したが、思うように扱えず、まだ自分のものになっていない。

 

5.   牧牛(ぼくぎゅう)牛をてなづける

捕まえた牛を逃がさぬよう、訓練し手なずける。悟りを自分のものにするための修行中。

 

6.   騎牛帰家(きぎゅうきけ)牛の背に乗って家に帰る

牛と自分が一体となった状態。世間へと戻ってくる。

 

画像引用 Wikipedia

 

7.   忘牛存人(ぼうぎゅうそんにん) 家に戻り牛のことも忘れる。

牛はもう描かれていない。悟りは逃げたのではなく、修行者の中に根付いている。

 

8.   人牛倶忘(にんぎゅうぐぼう)すべてが忘れ去られ無に帰す。

悟りを得た者は、特別な存在ではない。本来の自然に融合してしまう。

 

9.   返本還源(へんぽんげんげん)原初の自然の美しさが現れてくる。

悟りによって、妨げていたものが取り除かれる。清浄で美しい状態。

 

10.  入鄽垂手(にってんすいしゅ)町の中に生きる

悟りを得た修行者が(童子から和尚となって)街へ出て、人を救い導いていく。

 

画像引用 Wikipedia

 

これが、十牛図に表された10の階梯です。

私たちはつい、悟りと聞くと「特別に修行して得るもの」というイメージを抱きがちですが…

もっと身近なものとしてとらえるなら「今克服したいと思っている問題の答えを探す旅」と置き換えると、わかりやすいかもしれません。

そう考えると十牛図の旅は、私たちが生きていくうえで何度も遭遇する、問いかけの体験ともいえるのかもしれませんね。