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昔から中東で親しまれてきた厄除けシンボル

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Marhaba“(マルハバ!)みなさん、こんにちは。ドバイからMakiyoです。
今回は、中東で普段から使われているお守りやラッキーアイテムをご紹介したいと思います。

何か生活の中で問題や困難が生じてしまった時など、みなさんはどうしていますか?神頼みすることってありますよね。

 

仏の手「ハムサ」“Khamsa”

 

 

典型的なハムサは五指のうちの中央の三本が山形を成し、親指と小指が同じ長さの手の形をしたデザインで形成されています。中央には目やダビデの星など神聖的なシンボルマークがあしらわれたものもあります。

「ハムサ」とはアラビア語で神の摂理と表す神秘的な数字「5」を意味し、邪視から身を守ってくれる魔除けの護符として身に付けたり、壁に飾ったりして用いられます。

またイスラム社会では「ファティマの手」や「ファティマの目」とも呼ばれ、預言者ムハンマドの四女でイスラム世界で最も慈悲深い女性として形容される彼女の手を象ったものとされ、身に付けることで慈悲や救いの手が差しのべられると信じられています。

 

 

また邪視除け以外にも、豊穣・幸運のシンボルとして贈答品や奉納品、結婚式や店舗の飾りとしても用いられるようです。

現代では、ペンダントトップなどアクセサリーはもちろんのこと、壁掛け、ファッションやインテリアにまで幅広くこのモチーフが用いられています。Hamsa ArtとGoogleで検索をかけると曼荼羅絵のような色とりどりのデザインのハムサを見ることができますよ。

 

 

凶眼のお守り「ナザールボンジュウ」 “Nazar Boncugu”

「ナザール」は視覚、注意及びそれらに関する概念を意味し、「ボンジュック」はビーズを意味します。青いガラスの上に青色・水色・白色の着色で目玉が描かれており、邪視から災いをはねのける「凶眼の魔力」と信じられています。

 

 

「邪視」とは、ウィキペディアによると‘悪意を持って相手をにらみつけることにより、対象者に“呪術”をかける魔力’と記されています。

トルコでは、妬みや嫉妬の対象にもなりやすい生まれてすぐの赤ん坊に、健康を害さないように邪視から守るためにつけるそうです。悪意をなにがしかのエネルギーで飛ばして、相手の気力を奪う行為。トルコではそのエネルギーを視線に見出したのですね。

心理学でも目線から感情を読み解く方法は多数あるように「目は口程に物を言う。」とも言い、言葉ではない分、負の感情は大きく見えるという心理もありそうです。日本で言う「生霊」の念と跳ね返すのに良さそう。

トルコの代表的なお土産でここドバイでもよく見かけ、デザインは豊富で、金属の細工と組み合わせてあったり、カラフルなビーズがつけてあったりと形態も壁掛けからキーホルダー、ジュエリーなど多岐にわたります。先ほどあげた‘ファトマの手’の中にこの目玉が入っているものもあります。

 

 

割れたり、紐が切れたりすると身代わりとなって災いから身を守ってくれたと信じられています。「青色」には気持ちを落ち着かせ、誠実さや冷静さを高める効果もあります。

お守りとして玄関に飾ったり、バッグやアクササリーのチャームとして身に付けたり、集中力をあげたいオフィスや勉強部屋などにもインテリアのデコレーションとして使ったりと、鮮やかな青色がキレイに生えそうですね。

 

イスラム宗教的シンボル 三日月と星

キリスト教の信仰シンボルは「十字架」で知られています。イスラム教では「三日月と星」の組み合わせが最もよく知られるシンボルで、三日月は「発展」を、星は「知識」を意味します。

 

 

三日月と星がモチーフとなったデコレーションはラマダンやイスラム教国の祝日イベントなどにもよく見かけられます。イスラム教世界では太陰暦が採用されており、新月がラマダン中の断食の始まりと終わりの日を示すように、月はイスラム教にとって神聖なものとされています。

モスクの最上部を飾ったり、トルコ、パキスタン、マレーシアなどイスラム圏の国旗に使われる主要な要素ともされています。

 

 

シンガポールの国旗は建国時の状況と現在大きく変わっている例で、実情では華人の持ちたる国ですが国旗にはしっかり月と星が入っています。逆に国民の9割がイスラム教なのに、イスラム教を国教とせずに他民族共存の方針をとっているインドネシアなどの国旗には月や星はありません。

日本の国旗を見てみると、白地に赤丸が描かれていますね。一般的に日の丸と呼ばれ「日の出の太陽」を示す赤とされ、紅白は日本の伝統色でめでたいものとされています。

太陽を司る女神アマテラス(天照大御神)は日本で最も重要な神様の一つとして日本全国に祀られています。また赤は「博愛と活力」、白は「神聖、平和や純潔さ」を意味するとも言われています。

近年、東京2020オリンピックや万博(ドバイEXPO2020開催中!)などで何気に目に入ってくる国旗。国家を象徴する国旗に表された国民性や文化、歴史を見ていくと「世界」をもっと身近に感じ理解するきっかけになるかもしれないですね。

それに人間の五感により得ている知覚情報の83%は視覚からきているとわかっており、シンボルや色などヴィジョンからの影響を受けている脳がそれによって反応していきます。またシンボルの持つ意味は一つではなく、時代や状況、またそれを見る人によっても受け取る感覚や意味も異なってくるんでしょうね。

 

さて、いかがでしたか?

みなさんの住んでいる様々な地域にも昔から伝わる厄除けをする伝統行事やアイテム、シンボルをみることもあるでしょう。

新しい年に向けて、これらのアイテムやシンボルもいかしたラッキーアイテムを活用して、良い年にしていきたいものですね。
それではまた、お会いしましょう。